2023年7月2日日曜日

ジストニアで苦しかったことの告白

最近始めた簿記3級の勉強

現在30代後半の私は、今まで20年間もの間、ジストニアに苦しめられて来ました。
まだ完治していないタイピングを除いても、人生の半分以上は書痙に苦しみました。

これは、ジストニアを経験している人にしか解らない事実と思っています。
具体的には、勉強が出来ないこと、就職活動で書類が書けないこと、
障害者雇用でしか働けないこと、メモを取れないこと、記憶力が低下すること、
大切な友人を失うこと、薬の副作用が発生すること、収入の面で苦労すること、
ジストニアという病名の認知度が低いため病名が分かるまで時間がかかること、
病名がわかっても原因や治療法がないことなどです。

よく、ジストニアで悩んでおられるブロガーの方や著名人の方々がいますが、
本当に自分が一番やりたいこと、得意なことだけができなくなるおかしな病気に、
人生を間違えずに歩んで欲しいと思っています。

私がジストニアを患ってから1年後の頃、私は自殺することを考えていました。
必死に父に止められて、もう自殺はしないと心に誓いました。
でも、苦しいのは事実で、それを誰も理解してくれない現実はまさに地獄でした。

今となっては、アーテンという薬に支えられて助かってはいますが、
失ったものは戻って来ません。大切な友人や時間は戻って来ませんでした。
字が書けるようになってからは情報処理試験や簿記の資格などを始めましたが、
能力の衰えもあり、なかなか前に進みません。

ジストニアは本当に残酷な病気のひとつだと思います。