2013年4月18日木曜日

書痙の研究を断念~諦めが肝心~

【断念】

 今まで書痙について悩み、考え、苦しみ、工夫してきましたが、もう10年です。
書痙になってから、一時的に治ったのは、かき集めてもほんの一週間くらいのことでした。
いろんなペンに出会っては試してその日に治ったように感じられても結局それは、
一時的なものでした。


 今回は、こんな悪循環から抜けだそうと本気で思い立ちました。
パソコンがあるならそれに依存してした生活にするしかないと思いました。
そのため、ペンは一切机の上に置かない。メモする紙も用意しないで捨てました。
あるのは、Windows7のPCだけです。

 もう、書痙は自分で治せる範囲の病気ではないし、失明したと思って諦めることが肝心。
そう思いました。そのため、私がやりたくても出来ないことは山ほどあります。
しかし、仕方ない。もともと、XJapanで有名なドラマーの方も首のジストニアで苦しんで、
今はアメリカでピアノをやっているとテレビの特集で耳にしました。

 エルゴペンから始まって、色々な器具を集めて試してきましたが、
もうこれは物理的な領域では直せないと思います。結局何が原因なのかすらわかりませんが、
これから先の人生はパソコンで頑張るしかないと思いますし、
むしろパソコンがある時代に生まれてよかったと考えるようになりました。

 他のジストニア、あるいはWriter's Cramp(書痙)の人たちには残念な報告ですが、
もうこれ以上、治る見込みが無いので、書痙の研究はこれで最後にしようと思います。
今までどうもありがとうございました。