2012年6月10日日曜日

書痙を知らない教授たち

僕が大学の講義に出ると、「あいつ何しにきたの」「授業してる目の前で寝るな」と
言われるほど、大学時代はただ単位を取るためだけに講義に出ていました。
そんなある日、落とされた単位の中で必須科目はどうしても単位を取得しなければ、
卒業できないので、ある教授の数学の課題レポートを提出することになりました。
自分でも明らかにこの字で提出するわけにはいかないが書きなおすことも難しいと考え、
提出すると、「君のレポートは人をなめてる」と言われ、「なんでこんな字で書くの?」
と聞かれ、「このくらい大きな字でかかないと、書けないんです」というと、完全に呆れて
それ以来、信頼していた教授から学生として扱ってくれない教授に変わりました。

また、ある女性の教授は毎回毎回授業時間をオーバーしてはこれを課題で提出して下さい。
とあからさまに書かせるための授業を行なっていました。そんな授業を多くの教授が行うなか
僕はアルバイト時給750円で採点の仕事を任されました。単に丸つけをして点数を書くだけで
いいと言われました。すると、レポートの中で明らかに書痙の字を疑えるまたはそれ以外の
異常な字を書く学生を100人中2,3人見つけて、寝てたのかもしくは頑張って書いた字なのか
区別が付きませんでした。しかし、その中に何度も単位を落とされていた人がいたため、
その人の名前の横にチェックを入れて、最終的に+2点を上乗せして提出しました。
すると、明らかに白紙なのは0点だろ?なんで2点とか付けるんだ?と言われました。
その後、シビアに点数をつける一方で、本当に見やすい答案には(女子に多かったですが)
ほとんど90点以上を付けて提出しました。書痙を知らないで当然とはいえ、職業柄、
書痙を知らない教授たちが本当に残念に思いました。